私は、知らない人とのコミュニケーションが苦手です。
いや、一つ前の記事によると、昔の友達とのコミュニケーションも苦手ですね。
コミュニケーションが苦手なのは、視覚障害が関係あるとも言えるし、見えていたとしても性格かなとも思う。
相手の視線が判らないので、
私に向かって話されているのかそうじゃないかがわからない。
黙っていられると私の話を聞いてくれているのか聞いてくれていないのかがわからない。
講演会やイベントなどに参加すると、
隣の人や近くの人との交流を強要されることがありますよね。
そういうのがイヤで、興味があったとしても出席を躊躇します。
3月にあった次女の小学校の学級懇談会で、
子どもたちもやっているというアドジャンというのを紹介されました。
「よかったらお隣のお母さんとやってみてください」
あ~またこういうのかぁ
近年は懇談会での保護者の自己紹介もないことの方が多く、油断していました。
でも言われる通りお隣の方と話すしかない。
お名前を聞いてみると、次女から話を聞いたことがあるモテる男の子、Sくんのお母さんでした。
何人もの女の子がSくんのことを好きらしい。
次女はほとんどしゃべったことがないらしいのですが、聞いている限り、おとなしくて優しい男の子っぽいと感じていました。
Sくんのお母さん、どんな人なんだろう・・・
アドジャンというのは
ジャンケンのように「ア・ド・ジャン」と言いながら
グーまたは1から5までどれかの指を出します。
二人の指の数を足した数字のお題について話をするというゲームでした。
その時出た私たちの数字のお題は
「ペットについて」でした。
「ペットについて」なので、
「何か飼ってらっしゃいますか?」と質問してみた。
すると
「うちは犬と猫と金魚を飼ってます」との答え。
え~~そんなにですか?ってことは一軒家ですか?
何犬ですか?わんちゃんもお家の中でですか?
犬を飼っているのにSくんが猫を拾ってきて、どうしても飼いたいって言って増えていったのらしい。
「うちはマンションなのでペットは飼えないんです。盲導犬を考えていた時期もあるんですけどね・・・」
と、ストップウォッチが鳴るまで盛り上がりました。
なんなんだ、このコミュニケーションゲームは。
知らない相手と、めっちゃ会話がはずむじゃないか。
4月になり、6年生に進級して最初の懇談会は学年合同でした。
バラバラに4人の班に席が作ってあり、
ガイドヘルパーさんと適当な席に座りました。
誰のお母さんなのかわからないまま同席していました。
すると先生からのお話の後は、今回もアドジャンらしい。
二人でだけじゃなく、複数でもできるのか。
出た4人分の指の数を足して1の位の数字のお題でお題が決まります。
まず3名の名前を聞いたら、次女とはあまり関りのない子のお母さんばかりでした。
1回目、
「子供の、最近成長したと感じるところ」
宿題をちゃんとやるようになった
弟に譲れるようになったなど。
私は「学校行事や係の仕事などに積極的に手を揚げるようになった」と答えました。
2回目、
好きな物は先に食べる?後に食べる?
これは子どものことではなく自分自身のこと。
後
後
後
後
全員後に残す派。なんかそれだけで、みんなで笑いました。
3回目のアドジャンをしているところで時間切れ。
懇談会でほかにどんなお題が書いてあったのか私は知らないのですが、
ネットで検索してみたらたくさん出てきました。
・もし行けるなら過去か未来化
・もし透明人間になったらあなたは何をする?
・もし宝くじで100万円を当てたらあなたは何をしますか
・もし宝くじで7億円を当てたらあなたは何をしますか
・もし生まれ変われるなら男?女?
・小説とマンガではどちらが好きですか?好きな作品もおしえてください
・大好きなものをなんでも三つ教えて
・大嫌いなものをなんでも三つ教えて
・あなたは何曜日が好き?
・まだやったことがないけど一度やってみたいスポーツは?
・好きなスポーツと嫌いなスポーツを教えて
・回転ずしでは何皿食べる?
・夕食で出て来たらテンションが上がるおかずは?
・人生最後の日に食べたいものは何?
・あなたの得意料理は?
・あなたは肉派?魚派?それとも野菜派?
・これだけは苦手で食べられないというものを教えて
書き出している今、つい自分の答えを考えてしまっています。
いや~、思想を覗かれない、単純なテーマで
どれも割とすぐに答えられるものが多いですよね。
なんとも楽しいコミュニケーションゲームを知りました。
ただ、ジャンケンの習慣で、1本と3本と4本は出しにくい。
ついグーかチョキかパーを出してしまうんですよね。